協会が「槍型スタンガン」の製作要請。

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この度、当協会からの要請に基づきTMM社が槍型スタンガンを開発しましたので、ここにお知らせします。

要請の経緯

2016年7月26日に神奈川県の相模原障害者施設において凄惨な殺傷事件が発生しました。

この事件を受け、凶悪犯罪に確実に対処する新しい強力な護身用品の要望が、当協会へ100件以上も寄せられました。

これらの要望の多くは施設の安全確保の手段に関するもので、総じて次のような内容でした。

犯人が殺意を以て襲撃してきた場合に、警察が到着するまでの10分~15分の間、素人でも確実に対処できる強力な護身用品が必要だ。

当協会では日本全国から寄せられたこれらの要望を考慮した結果、現行の護身用品では対処できない場合があると判断し、TMM社へ新たな護身用品の開発を要請することとしました。

TMM社への要請

TMM社への新型護身用品開発の要請については、以下の項目の実現を求めました。

  • 一人でも犯人に対処できること。
  • 女性など非力な素人でも使用可能なこと。
  • 相手が刃物を持っていても対処できること。
  • 確実かつ強力に行動不能にできること。

TMM社による新型護身用品の完成

当協会の要請に応じ、TMM社が独自のノウハウと経験から試行錯誤を重ね、TMM社のスタンガン技術部が総力を上げて新型護身用品の開発に取り組みました。

その結果、新型護身用品として槍型スタンガンが試作品レベルでほぼ完成しました。

槍型スタンガン

槍型スタンガンは今回の当協会からの要請に基づき、TMM社が新開発した新しい護身用品です。

槍型スタンガンは1.83mと1.63mの2アイテムの槍型をした本体にスタンガンが装備されており、相手との距離を十分に保ちながらスタンガンを使用できます。本体は国産の杉材を採用しています。その最大の理由は婦女子でも容易に取扱えるよう、重さによる負担を軽減することを最優先にするためです。護身用品として十分な強度があり、犯人の凶器に屈することはありません。また、軽量なため小柄で非力な女性や高齢者でも意のままに扱え、重さが気になる事はありません。十分な強度があります。杉材は軽くて撓り(しなり)が良く、スタンガンの電極は先端と側面に備わっており、犯人を突きながら電撃を与えるだけでなく、槍を奪い取ろうとする犯人の手も感電させることが出来ます。槍型スタンガンには専用の大光量LEDフラッシュライト(LED懐中電灯)が装備されており、パトロールなど暗闇での周囲の確認や、犯人の目くらましに使用できます。

これらの全ての機能・特徴により、TMM社が完成させた槍型スタンガンは、当協会が要請した条件を全て満たしている言えます。

販売条件

槍型スタンガンは非常に強力な非殺傷武器なので、悪用防止には一層慎重にならざるを得ません。そのため購入に関しては占有敷地(面積)内専用(幼・保育園・学校・病院・各種施設、会社、事務所、店舗、複合施設、自宅、工場、倉庫、農場など)で占有敷地(面積)以外への持ち出し禁止を条件とします。

使用に関して

私共の占有敷地(面積)内に凶器を持って不法侵入して来た犯人を撃退することは大半の場合で「正当防衛」成立の条件が整う状況での使用ですので凶器を持つ犯人をこの槍型スタンガンで撃退した際に「正当防衛」が成立することを考慮して「確実に無力化」出来る、従来には製品化が困難と思われていた婦女子でも凶悪犯を確実に「無力化」出来る性能・威力の「非殺傷武器」です。

発売時期

TMM社によると槍型スタンガンの発売時期は2018年8月ということです。